昔懐かしのマキストーブ!

懐かしいものを見つけました。
昔々子供の頃我が家の台所にドーーンと設置されていたのがこのタイプでした。
「玉子型マキストーブ」って言うんですねえ。

うちにあったのは形が若干違って、薪の扉が円形の小さいほう、反対についてました。

これおもしろいんですよ。
蓋が幾重にもなっているので、鍋の大きさに合わせてストーブの蓋をとる。
そこに鍋を置くとスッポリ収まりがいい。
ただし、炎が直接鍋に触れるので、鍋はいつもススだらけでしたが。

大きな薪も、この幾重にもなった蓋を取り除いて上から入れてました。

火が強くなりすぎるとストーブの側面が赤く染まり、小さな引き戸のような吸気口を開いたり締めたりして調節し、吸気口部分に灰がたまってくると、その小さな口から灰をかき出して、火が弱くなると、扉を開けて木っ端や細い薪を入れて。

もちろん当時私は小学生。ストーブの扱いは自然と覚えました。
というか、そういう時代だったというか・・

薪部屋から木っ端を持ってくるのは子供の仕事。
そこへの往復が恐怖の時間でしたね。
というのも、大嫌いなカメムシがうじゃうじゃ・・
思い出しても恐ろしい・・・

薄暗い裸電球の下、
カメムシを踏まずに往復できる感覚が我ながらすばらしかったな。
(って、いつの時代だ)

家族でストーブの回りに座って、座る場所も決まっていて、3~4㎝くらいの小アジの干物をこのストーブの上に並べてあぶって食べてましたっけ。
これがまた美味しかったですね~~。

本当に懐かしいです。

おしゃれな薪ストーブもいいけれど
こんな素朴なストーブもまたいいですね。




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